泌尿器科宮尾クリニック 室蘭市中島町26番17号☎(0143)42-3800

特定の薬物の副作用により、排尿機能が障害される状態です。

薬剤性排尿障害では、以下のような症状が現れます:

  • 排尿困難:尿を出しにくくなる
  • 尿流の減弱:尿の勢いが弱くなる
  • 残尿の増加:排尿後に膀胱に尿が残る
  • 尿閉:尿が完全に出なくなる状態
  • 頻尿:尿を出す回数が増える
  • 尿意切迫感:急激な尿意を感じる

原因となりやすい薬物

排尿障害を引き起こしやすい主な薬物には:

  • 抗コリン薬:過活動膀胱や頻尿の治療薬、抗ヒスタミン薬
  • 三環系抗うつ薬:アミトリプチリンなど
  • 向精神薬:抗精神病薬(フェノチアジンなど)
  • 交感神経刺激薬:鼻炎薬や咳止めに含まれるエフェドリンなど
  • NSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬
  • 麻薬性鎮痛薬:オピオイド系の強い痛み止め
  • アルコール:過度の飲酒

メカニズム

薬物は主に以下の方法で排尿障害を引き起こします:

  • 膀胱筋の弛緩:膀胱の収縮力が低下し、尿を出しにくくなる
  • 尿道括約筋の緊張増加:尿道が過度に閉じて、尿が出にくくなる
  • 中枢神経への影響:排尿反射の制御に支障が生じる

対処法

薬剤性排尿障害が疑われる場合の対応:

  • 医師への報告:症状が現れたら、医師や薬剤師に相談する
  • 薬の変更:原因となっている薬物を別の薬に変更する
  • 用量調整:薬の用量を減らす
  • 服用タイミングの変更:薬を飲むタイミングを調整する
  • 対症療法:必要に応じて排尿促進薬を使用する

この診断は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に代わるものではありません。症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。