泌尿器科宮尾クリニック 室蘭市中島町26番17号☎(0143)42-3800

精巣の上部に位置する精巣上体(副睾丸)に炎症が起こる疾患です。

男性泌尿器系の一般的な感染症で、急性から慢性へ進行することもあります。通常は片側の精巣上体に発症しますが、両側感染も可能です。早期治療により、ほとんどのケースは完治します。

症状

急性精巣上体炎

突然発症し、数時間~数日で症状が悪化します:

  • 陰嚢痛急激で激しい疼痛(最初は一側のみ)
  • 陰嚢腫脹:患側の陰嚢が著明に腫脹
  • 発熱38℃以上の高熱(全身感染の可能性)
  • 排尿困難:排尿時の痛み(排尿痛)
  • 頻尿:排尿回数の増加
  • 尿道分泌物:膿性分泌液(淋病やクラミジア関連の場合)
  • 会陰部痛:鼠径部から肛門周囲の痛み
  • 全身症状:倦怠感、悪寒
  • 歩行困難:痛みのため通常の歩行が困難

慢性精巣上体炎

急性炎症が完全に消失せず数週間~数ヶ月継続

  • 軽度の陰嚢痛:鈍い痛み
  • 精巣上体の硬結:触診で硬く肥厚した精巣上体
  • 陰嚢の軽度腫脹:持続的な腫れ
  • 症状の寛解と増悪の繰り返し

予防

  • 性感染症の予防コンドームの使用、定期的なSTI検査
  • 尿路感染症の適切な治療:症状があれば速やかに医療機関を受診
  • カテーテル管理:挿入時の無菌操作、不要な長期留置の回避
  • 衛生管理:陰部の清潔保持
  • 定期的な健康診断:特に尿路疾患のある男性

 

この診断は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に代わるものではありません。症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。