泌尿器科宮尾クリニック 室蘭市中島町26番17号☎(0143)42-3800

脳や脊髄などの神経系の障害により、膀胱の正常な機能が損なわれた状態です。

神経因性膀胱では、以下のような排尿機能の異常が起こります:

  • 排尿の随意的コントロール喪失:意思で排尿のタイミングをコントロールできなくなる
  • 膀胱の過活動または低活動:膀胱の筋肉が過剰に収縮するか、または機能が低下する
  • 尿の蓄積と排出の問題:尿を貯める機能、または排出する機能が障害される
  • 排尿時の違和感:不完全な排尿や残尿感

主な原因

神経因性膀胱の原因となる疾患や損傷には:

  • 脊髄損傷:交通事故や転落などによる脊髄への損傷
  • 脳卒中:脳の血管障害
  • 脳性麻痺:出生時の脳損傷
  • 多発性硬化症:神経を傷つける免疫疾患
  • パーキンソン病:神経変性疾患
  • 糖尿病性神経障害:長期の高血糖による神経障害
  • 二分脊椎:先天的な脊髄の奇形

対処法

治療は原因となっている神経疾患の治療と、排尿機能の管理が中心になります:

  • カテーテル導尿:定期的に導尿カテーテルで尿を排出
  • 薬物療法:膀胱機能を調整する薬剤
  • 行動療法:定期的なトイレ訪問
  • 外科的治療:重症例での手術

神経因性膀胱が疑われる場合は、泌尿器科医や神経内科医の診察が必要です

この診断は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に代わるものではありません。症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。