陰嚢内に液体が溜まる状態のことです。精巣を包む膜(鞘膜)の中に過剰な液体が貯留し、陰嚢が腫れる病気です。
症状
最も一般的な症状は陰嚢の腫れです。通常は無痛ですが、腫れが大きくなると不快感や違和感を感じることがあります。陰嚢の大きさが変動することもあります。
種類: 陰嚢水腫には2つのタイプがあります:
- 一次性(特発性)陰嚢水腫: 明らかな原因がない場合。多くの成人の陰嚢水腫はこのタイプです。
- 二次性陰嚢水腫: 精巣炎、精巣上体炎、外傷、手術、腫瘍など、他の疾患が原因となる場合。
発症年齢: 成人に最も多く見られますが、小児でも発症することがあります。
原因
陰嚢水腫の原因には:
- 鞘膜の炎症
- 感染症(精巣炎など)
- 外傷
- 精巣腫瘍などの腫瘍
- 心臓や腎臓などの全身疾患による液体貯留
などが挙げられます。
多くの場合、陰嚢水腫は自然に改善することが多いため、経過観察が推奨されます。ただし、腫れが大きく日常生活に支障をきたす場合や、原因となる疾患がある場合は、手術による液体の排出または鞘膜の切除が行われることもあります。
陰嚢水腫は通常、悪性疾患ではなく、適切に管理すれば良好な経過をたどります。
