泌尿器科宮尾クリニック 室蘭市中島町26番17号☎(0143)42-3800

腎臓に発生する液体で満たされた袋状の構造のことです。腎臓の中に1つまたは複数の嚢胞ができる良性疾患で、加齢とともに多く見られます。

腎嚢胞の主な種類

種類 説明 特徴
単純性腎嚢胞 最も一般的。単一の液体で満たされた袋 良性で、ほとんど無症状。画像検査で偶然発見されることが多い
複雑性腎嚢胞 複数の隔たりを持つ嚢胞や、内部が不規則なもの 悪性の可能性が低いが、定期的な観察が必要な場合もある
多嚢胞腎 両側の腎臓に多数の嚢胞が発生 遺伝性で、腎機能が低下する可能性がある
獲得性腎嚢胞 慢性腎臓病や長期透析により発生 腎機能の悪化に関連

症状

ほとんどの腎嚢胞は無症状です。 健康診断や他の疾患の検査時に、超音波やCT検査で偶然発見されることが大半です。

嚢胞が大きくなった場合、以下の症状が出ることがあります:

  • 腰や脇腹の痛み
  • 血尿
  • 腹部の腫瘤(腫瘍に気付く)
  • 高血圧(嚢胞が腎臓を圧迫する場合)
  • 腎機能の低下(大きな多嚢胞腎の場合)

治療

ほとんどの単純性腎嚢胞は治療不要です。 定期的な画像検査で経過観察するのが一般的です。

 

腎嚢胞は一般的に予後が良く、生命に危険を及ぼすことはほぼありません。医師の指示に従い、定期的な検査を受けることが重要です。

この診断は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に代わるものではありません。症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。